新事業や新商品の開発、イノベーションの創出に、大学の知恵(研究成果やアイデア)を活用することは有効な手段の一つです。これまで、国や自治体の様々な産業政策や助成制度により、大企業を中心に大学の知恵を活用した取り組みが進み、多くの成功事例も報告されています。しかしながら、中小企業、特に京都の中小企業に目を向けると、まだまだ大学の知恵を活用した取り組みが少ないのが現状です。
京都が、今後とも継続可能な経済成長や生産活動を続けていくためには、従来の理工系を中心とした産学連携にとどまらず、地域社会が抱える課題解決や地域経済の活性化に向けた地域連携やPBL(Project-Based Learning)事業など、京都の強み、資源である「大学の知恵」を活用した積極的な取り組みが重要です。
今回のセミナーでは、京都の伝統技術(友禅染め)や工芸(竹工芸)に焦点をあて、大学の知恵の活用による、伝統技術や工芸の新展開、リブランディングの取り組み事例を紹介します。大学の知恵を活用した取り組みをお考えの企業の皆さまのご参加をお待ちしています。
1.日 時
令和元年7月31日(水) 12:45~17:10 (受付開始:12:15~)
2.場 所
京都リサーチパーク(KRP) 1号館4F サイエンスホール
〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134
※京都駅より、JR嵯峨野線(山陰線)で2駅、「丹波口」駅下車 西へ徒歩5分
※京都駅より、タクシーで約10分
3.対 象
企業の経営者や開発担当者、個人事業主
大学や専門学校、公的研究機関・自治体関係者
支援機関関係者(産学連携コーディネーター) など
4.主 催
京都産学公連携機構((一社)京都知恵産業創造の森)
5.協 力
京都リサーチパーク(株)
6.参加費
無 料
7.人 数
先着100名
8.参加申込み
チラシ
下記の参加申込フォームからお申し込み下さい
9.申込み締切り
令和元年7月29日(月)
10.プログラム
12:45~12:50 開会・主催者挨拶
12:50~14:00 大学の社会連携紹介
(1)産学連携:京都大学における産学連携の取り組み(12:50~13:25)
演 題 京都大学の産官学連携・地元連携の取組紹介
-主に人文社会系分野の知の活用の視点から-
講 師 南 了太 氏(京都大学 産官学連携本部 社会連携部門 主任専門職)
(2)地域連携:京都文教大学における地域連携・PBL事業の取り組み(13:25~14:00)
演 題 ともいき(共生)キャンパスで育てる地域人材
講 師 押領司 哲也 氏(京都文教大学・短期大学 社会連携部 フィールドリサーチオフィス 課長)
14:00~14:10 休 憩
14:10~16:00 事例紹介
(1)伝統技術の新展開(14:10~15:05)
ー 友禅染め技術の機能性印刷技術への展開 ー
演 題 紙に機能を付加する印刷 ~友禅印刷~
講 師 杉本 豊明 氏(大平印刷株式会社 常務執行役員)
演 題 友禅印刷のスゴイところ
講 師 細矢 憲 氏(京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授)
(2)伝統工芸のリブランディング(15:05~16:00)
ー 伝統工芸材料としての竹の機能を活かしたアロマディフューザー「Take Reed」開発 ー
演 題 竹製リードディフューザー「Take Reed」の取組みについて
講 師 中川 裕章 氏(竹又 中川竹材店)
演 題 伝統工芸×大学×デザインから考えるモノづくり
講 師 金谷 勉 氏(京都精華大学 デザイン学部 プロダクトデザイン学科 講師)
(有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役社長)
16:00~16:10 休 憩
16:10~16:50 特別講演
ー 革新的なイノベーション創出に向けて(デザイン思考:Design thinking) ー
演 題 日常からの共創方法としての「デザイン」
講 師 櫛 勝彦 氏 (京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系 教授)
16:50~17:10 全体質疑応答・討論
<お申し込み・お問い合わせ>
京都産学公連携機構 事務局
(〒600-8009) 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 京都経済センター3階
一般社団法人 京都知恵産業創造の森 内
TEL:075-353-2302 FAX:075-353-2304