舞鶴工業高等専門学校 ×京都府舞鶴市 × KDDI株式会社 × オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
連携期間
2021年9月~
概要
舞鶴市は、市内の小河川の氾濫対策のために、従来の小河川の情報提供に加えて、改良した水位監視システム構築を目指していました。そこで舞鶴工業高等専門学校は舞鶴市、KDDIほかと協働して、観光資源の活用との両立の可能性を探るため、定点カメラを用いて小河川の水位監視に係る実証実験を行いました。2023年からは舞鶴市内の既存の監視システムの情報に加えて、市民はリアルタイムで小規模河川の水位や映像などの情報を得ることができます。
経過
防災と観光資源の活用の両立を目指して、検証実験を下記のように行いました。
(実験1)志楽川上流域の金剛院の近辺に定点カメラを設置し、5~10分間隔で撮影実施。
(実験2)定点カメラで撮影した画像を用いてAIによる水面判別を実施。

(実験1)

(実験2)
結果
2022年5月から舞鶴市とオムロン ソーシアルソリューションズ株式会社が「舞鶴市総合モニタリング情報配信システム」を開発していました。検証実験の知見も合わせて、第一ステップとして、市内全域の河川水位を一つの画面上に表示し、河川の状態を図示した横断面図やグラフで水位の変化を視覚的に確認することが可能になりました。今後の観光資源の活用も期待されます。
- 舞鶴市総合モニタリング情報配信システム:https://www.plus.allwatch.jp/maps/maizuru