近年、消費者が「食の安全と安心」に関してますます敏感になってきています。産地偽装や異物混入、集団食中毒などは許されない事件・事故です。
また、築地市場の移転問題では、食を提供する場としての「安全と安心」が問われました。
あらためて、「安全」、「安心」の違いは何でしょうか。「安全」とは客観的な判断、つまり科学的根拠により証明されるものです。これに対し、「安心」とは主観的な判断、つまり我々が心で納得することにより成立します。
食品業界では、消費者の「食の安全と安心」のために安全管理システムを整備し、事故を未然に防ぐとともに、万一の時の素早い対応を可能にすることにより、消費者の安心、つまり信頼の確保に努めています。
本研究会では、本学から3大栄養素の1つであるタンパク質の安全と安心について、狂牛病、アルツハイマー病や食物アレルギーをキーワードに、最新研究動向などを紹介します。そして、食品メーカー2社から品質保証や関連する取組み、食品表示についてご紹介いただきます。
講演後、「食の安全と安心」について、パネルディスカッションの時間を設けます。会場の皆さまからも活発なご意見をいただけるとありがたく存じます。
様々な業種の方にご参加いただき、「食の安全と安心」、また「食の安全と安心」に関わる新たな事業展開の可能性について考えるきっかけとなれば幸いです。
【日時】 平成29年7月5日(水)14:00~17:20(受付開始 13:30)
【場所】 龍谷大学 瀬田キャンパス REC小ホール
(大津市瀬田大江町横谷1-5 JR琵琶湖線「瀬田」駅よりバス約 8分)
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_seta.html
【参加費】 無料
【プログラム】
開会の挨拶(14:00~14:10)
1「タンパク質の安全と安心」(14:10~14:45)
龍谷大学農学部 食品栄養学科 准教授 山﨑 正幸
2「食の安全・安心に向けた 江崎グリコの品質保証および関連の取組みの紹介」(14:45~15:20)
江崎グリコ株式会社 グループ品質保証部 グリコ食品安全センター 田村 航 氏
< 休憩 15:20~15:30 >
3「安心して食べるための食物アレルギー研究」(15:30~16:05)
龍谷大学農学部 食品栄養学科 講師 岡﨑 史子
4「食肉加工品の製造方法と表示」(16:05~16:40)
丸大食品株式会社 中央研究所 琴浦 聡 氏
5 講演者によるパネルディスカッション(16:40~17:20)
【申込方法】 以下URLにて、お申し込みください(平成29年6月30日(金)まで)
https://event.rec.seta.ryukoku.ac.jp/biz-net-201702/
【詳細】 http://www.ryukoku.ac.jp/event/detail.php?id=2506
【主催】 龍谷大学 龍谷エクステンションセンター
【問い合わせ】
龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC滋賀)
担当:栃木・辻
〒520-2194 大津市瀬田大江町横谷1-5
Tel: 077-543-7743 Fax.077-543-7771
E-mail:rec@ad.ryukoku.ac.jp