2014年から始まったこのシンポジウムは、日本が世界に誇る国際賞である京都賞(稲盛財団主催)の分野を対象に、世界的に著名な研究者、芸術家を迎えて開催します。第4回となる今年度は「材料科学」「地球科学・宇宙科学」「映画・演劇」の3分野が対象となります。いままさにそれぞれの分野で活躍中の世界的権威による、専門家のみならず、学生や一般市民の方をも対象とする公開シンポジウムです。異分野のトップランナーが一堂に会するこの上もない知的興奮を是非ご体験ください!
【日 時】
平成29年7月1日(土)13:30~17:30
平成29年7月2日(日) 9:30~17:50
【場 所】百周年時計台記念館 1階 百周年記念ホール
【参加費】 無料 (ただし、事前申し込みが必要です。)
【詳細・申込み】http://kuip.hq.kyoto-u.ac.jp/ (「KUIPシンポ」で検索)(定員 500名)
【問合せ先】京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム事務局
メールアドレス KUIP@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
【対 象】どなたでも参加いただけます
【主 催】京都大学
【共 催】公益財団法人 稲盛財団
【統一テーマ】夢とロマンをはぐくむ芸術および科学・技術
【プログラム】
【7月1日(土)】13:30~17:30
■ オープニングセレモニー(ご挨拶)13:30~14:00
京都大学 山極壽一 総長
稲盛財団 稲盛和夫 理事長
■ 映画・演劇分野
「人は何のために演じるのか―芸術の人間にとっての意味を考える」14:00~17:30
・岡山県奈義町教育委員会 横仙歌舞伎こども歌舞伎教室
(公演)「絵本太功記十段目 尼崎の場」
・平田 オリザ (劇作家・演出家・大阪大学COデザインセンター特任教授)
「コミュニケーションの装置としての演劇」
・中沢 新一 (人類学者・明治大学野生の科学研究所所長)
「芸術のロゴスとレンマ」
・大森 一樹 (映画監督・脚本家・大阪芸術大学教授)
「人が演じることが、映画からなくなるとき」
【 7月2日(日)】9:30~17:50
■ 材料科学分野
「持続的未来のための新しい材料探索」 9:30~12:40
・北川 進 (京都大学高等研究院副院長、特別教授 物質-細胞統合システム拠点 拠点長)
「持続的未来のための気体の科学と技術」
・シャンフィ・ファン (スタンフォード大学教授)
「ナノフォトニクスおよびそのトポロジカルサイエンスとの融合:光に対する人工ゲージポテンシャル」
・十倉 好紀 (国立研究開発法人理化学研究所 創発物性科学研究センター長・東京大学教授)
「絡み合う物質の中の電気と磁気」
・大野英男(東北大学電気通信研究所所長、教授)
「スピントロニクス – III-V族磁性半導体の創成から集積回路応用まで –」
■ 地球科学・宇宙科学分野
「地球・宇宙に対する新たな夢とロマン」14:00~17:10
・平 朝彦 (国立研究開発法人海洋研究開発機構 理事長)
「プレートテクトニクス、日本列島、そして「ちきゅう」」
・ティム・パーマー (オックスフォード大学 王立協会(350周年記念) 研究教授)
「決定論から確率論へ:気象および気候の予報におけるアンサンブル予報技術の開発」
・小山 勝二(京都大学 名誉教授)
「京都千年の超新星のX線研究」
・ジョスリン・ベル・バーネル(オックスフォード大学 教授)
「宇宙の花火-宇宙の突発事象を発見する」
■ クロージング・セッション(3分野合同)17:10~17:50
【司会】時任 宣博(京都大学)
【登壇予定者】山極 壽一(京都大学総長)
招へい講師の先生方、各分野企画担当委員
「シンポジウムの総括と将来展望 -統一テーマの視点から-」
(注:プログラムは予告なく変更されることがあります。)