大学概要 | |
所在地 | 【松ヶ崎キャンパス】 (〒606-8585) 京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地 TEL:( 075 ) 724 – 7933 【嵯峨キャンパス】 (〒616-8354) 京都市右京区嵯峨一本木町 TEL:( 075 ) 861 – 0714 【福知山キャンパス】 (〒620-0886) 京都府福知山市字堀3385番地 TEL:( 0773 ) 25 – 4603 【綾部地域連携室】 (〒623-0011) 京都府綾部市青野町西馬場下33番1 TEL:( 0773 ) 43 – 1570 |
URL | https://www.kit.ac.jp/ |
概 要 | 1.大学の概要・理念 京都工芸繊維大学は、遠く京都高等工芸学校及び京都蚕業講習所に端を発し、時代の進展とともに百有余年にわたり発展を遂げてきました。また、伝統文化の源である古都の風土の中で、知と美と技を探求する独自の学風を築きあげ、学問、芸術、文化、産業に貢献する幾多の人材を輩出してきました。 本学は、自主自律の大学運営により国立大学法人として社会の負託に応えるべく、大学の基本姿勢、教育、研究、社会貢献、運営に亘って「理念」を宣言しており、とりわけ「研究」「社会貢献」について、次のとおり謳っています。 <研究> 京都工芸繊維大学は、建学以来培われてきた科学と芸術の融合を目指す学風を発展させ、研究者の自由な発想に基づき、深い感動を呼ぶ美の探求と卓越した知の構築によって、人類・社会の未来を切り拓く学術と技芸を創成する。 <社会貢献> 京都工芸繊維大学は、優れた人的資源と知的資源とを十分に活かし、地域における文化の継承と未来の産業の発展に貢献するとともに、その成果を広く世界に問いかけ、国際社会における学術文化の交流に貢献する。 2.大学の特色 <先端科学技術から造形美まで> 本学は、工芸科学部1学部で構成される工科系大学で、それ程大きな規模の大学ではありませんが、バイオ、材料、電子、情報、機械、環境などの先端科学技術分野から建築・デザインまでの幅広い分野において、ものづくりを基盤とした「実学」を目指した個性ある教育研究を行っています。 |
連携窓口 | |
名 称 | 産学公連携推進センター |
所在地 | (〒606-8585) 京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地 |
電 話 | ( 075 ) 724 – 7035 |
FAX | ( 075 ) 724 – 7030 |
URL | ■産学公連携推進センター https://www.kit.ac.jp/iag_index/sanngakukoucenter/ https://www.liaison.kit.ac.jp/ |
sangaku@jim.kit.ac.jp | |
主な業務 | ■産学公連携活動の推進及び支援に関すること ■研究成果等に基づいた実用化及び起業化の支援に関すること ■知的財産に関すること ■リカレント教育に関すること ■その他産学公連携に関すること |
連携の取組み・特徴 | |
1.産学公連携推進体制について 学長のリーダーシップによる研究・産学公連携推進体制強化を図るため、戦略策定及びプロジェクトチーム編成に係る機能を「大学戦略キャビネット」に集約するとともに、「産学公連携推進センター」、「デザイン主導未来工学センター」、「研究戦略推進委員会」が相互に連携しながら産学公連携活動を推進しています。(平成30年10月1日改組) 2.産学公連携推進センターについて 「優れた人的資源と知的資源とを十分に活かし、地域における文化の継承と未来の産業の発展に貢献する」という理念に基づき、本学では「産学公連携推進センター」を中心として、企業ニーズと大学シーズのマッチングによる共同研究や受託研究、研究者交流や地域社会との連携事業を通して、積極的に社会貢献活動に取り組んでいます。 また、これまで研究者個人と企業との関係になりがちであった共同研究の関係を「組織」対「組織」の関係へ発展させ、研究プロジェクトの大型化、知的財産の保護・活用、リカレント教育の展開など、産学連携の拡充を図っています。 産学公連携推進センターには、「連携企画室」「知的財産戦略室」「リカレント教育推進室」の3室を置き、それぞれの業務を遂行しています。 ■連携企画室 専任のURAを配置し、企業ニーズと研究シーズのマッチングによる共同研究等の産学連携を推進すします。さらに、組織対組織の産学連携に対応していくため、産学公連携に係る学内外の窓口として、教員組織である「学系」および重点研究組織である「デザイン主導未来工学センター」に対するサポートを行います。 (担当業務) ・産学公連携プロジェクト等の企画及び推進に関すること ・企業、地方公共団体その他の外部の機関との共同研究及び受託研究等の促進に関すること ・地域等の研究ニーズ及び研究シーズに基づく産学公連携に関すること ・研究成果等に基づいた実用化及び起業化の支援 など ■知的財産戦略室 専任のURAを中心に、知的財産の戦略、保護・管理・活用に関する企画、立案、実施に加え、利益相反マネジメントのサポートを担います。本学で創出された研究成果や知的財産の社会への還元を通して、地域社会の発展に貢献することを目指します。 ■リカレント教育推進室 地域等のニーズに基づくリカレント教育の推進に関すること、リカレント教育プログラムに関すること、その他本学のリカレント教育の推進および支援に関することについて、企画、立案および実施を担います。企業との組織対組織の共同関係を生かして、実務家教員を配置した履修証明プログラム等を開設しています。 3.産学連携協力会について 地域社会、特に地域産業界の更なる発展を目的として、「産学連携協力会」を設置しています。主な事業として、産・学・公の研究者や事業担当者の交流、科学技術に関する研修会の実施、科学技術相談や共同研究等の推進、産学公連携に関する情報発信を行っており、加えて、会員企業のインターンシップや就職に関する情報を在学生へ提供することも行っています。地域創生ネットワークを核とした地域社会人材育成及び共同研究を推進するため、産学連携協力会会員企業数も拡大しています。(令和3年3月末時点:359社) | |
主な連携分野 | |
応用生物学、材料科学、分子化学、電気電子工学、機械工学、情報工学・人間科学、繊維科学、デザイン・建築学 など | |
主な連携事例 | |
連携先 | 連携概要 |
アイシン精機(株) (株)カシフジ 九州精密工業(株) | 【ギヤスカイビング加工用のカッタ】 京都工芸繊維大学とアイシン精機・カシフジ・九州精密工業は、共同研究によりスカイビングカッタの設計法を確立しました。これにより、種々の歯車のスカイビング加工が可能となりました。また、スカイビングカッタの形状検討のみならず、切削効率の推定、切削時の振動源の推定を行うことで、十分な精度を有する歯車の加工が可能となりました。 |
京都経済同友会 | 【京都経済同友会のビジュアル・アイデンティティの刷新】 京都経済同友会が創立70周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として新VIを策定しました。策定に際しては、アウトプットのみならずプロセスを重視し、研究室メンバーと経済同友会会員とで複数回のワークショップを実施しました。その中で、京都経済同友会のアイデンティティやあるべき姿を議論して、キーワード「伝統」「先進」「グローバル」に整理し、それをデザインに落とし込みました。 VIの中心的役割を果たすシンボルマークは、京都以外の人々が、京都という響きから思い浮かべるステレオタイプな表層的伝統イメージを避け、京都の精神が持つ多面性、先進性など、京都の内側から発信するメッセージをビジュアライズした。ロゴタイプは、明快な中に情緒を感じさせるサンセリフの書体を開発し、マークと組み合わせることにより、信頼できる安定感を創出しています。 |
かもがわ動物クリニック | 【保護犬・保護猫の里親を探すみどりのあしあとプロジェクト】 かもがわ動物クリニックを拠点とし、動物保護センター等に保護されている犬猫の引き取り手を見つけるための動物の名刺プロジェクトを展開しました。 事業実施に当たっては、かもがわ動物クリニックの院長およびスタッフと研究室メンバーがミーティングを重ね、保護犬・保護猫の現状を把握したうえで、犬猫をペットとして可愛がる人々のコミュニテイの構築、保護犬・保護猫に関する情報交換としての動物の名刺プロジェクトを提案しました。 |
FUJITEC(株) | 【DFGSエレベーター行先案内システム登録装置の開発】 アジアの発展地域では高層階エレベータの建設ラッシユとなり、特徴の明確な競争力のある製品が求められていました。 京都工芸繊維大学とFUJITEC株式会社は、共同研究によりAIを応用した高層用エレベータ行先案内システムの登録装置を製品化しました。これにより、施主の多様なニーズに応える品揃えと利用者不満(エレベータ滞留)が解決されました。 |
(株)山田松香木店 京都試作ネット | 【電子香炉 「kioka」の商品化】 「灰も炭も使わない電気による携帯型の新しい香炉」を目指して、株式会社山田松香木店が電子香炉を企画し、京都工芸繊維大学デザイン学部門の教員が商品本体だけでなく、携帯用付属品、商品名までを含めたトータルデザインを担当しました。試作機は京都試作ネットに依頼し、電気器具製作・制御や射出成形など複数の会社が得意技術を持ち寄ることにより、京都市内での地域性やそれぞれの専門性を活かした産学共同開発となりました。その後、試作を1年以上繰り返し、商品化にたどり着きました。 「たくさんの方に香木などの和の香りを楽しんでいただきたい」という想いから開発がスタートしており、内蔵バッテリーとACアダプターのどちらでも使える、15分で自動的に電源が切れる、本格的な香道でも使えるように、温度設定や手に持ったときの収まり、持ちやすさまで考慮したデザインなど、各所にこだわりが盛り込まれています。 |
サンコール株式会社、大日本印刷、フィンガルリンク株式会社 | 【歩行学習支援ロボット「Orthobot」の開発】 本学機械工学系の澤田祐一教授、東善之助教らの研究グループは、京都大学大学院医学研究科の大畑光司講師、川崎詩歩未同博士課程学生、佛教大学保健医療技術学部の坪山直生教授らとの共同研究により、歩行学習支援ロボット「Orthobot」を開発しました。 Orthobotは、歩行に何らかの障害を抱える人々の歩行リハビリテーションを補助する装着型アシストロボットです。従来のリハビリテーションロボットは装着に時間がかかり、専門家による設定が必要であるなど、専門家のいない介護現場では利用が困難でした。本機器はモーターとセンサーを内蔵した本体ユニットを、使用者が歩行リハビリテーションにおいてKAFO(長下肢装具)に取り付けるだけで、装着者の歩行を本来あるべき歩行運動に誘導することができます。本機器を使用することにより、歩行が不安定になった方に対して、簡便に正常な歩行を体験させることが可能になります。 |
参考資料 | |
― | |
研究者情報 | |
■研究者総覧 https://www.hyokadb.jim.kit.ac.jp/top/ja.html ■研究者紹介ハンドブック https://www.liaison.kit.ac.jp/researchers_db/ | |
シーズ(研究成果・報告)情報 | |
■知のシーズ集 https://www.liaison.kit.ac.jp/liaison/db/ | |
知財(特許)情報 | |
https://www.liaison.kit.ac.jp/liaison/patent/ https://www.liaison.kit.ac.jp/liaison/intellectual_property/ | |
連携事例 | |
https://www.liaison.kit.ac.jp/liaison/sangaku/achievement/ | |
各種様式 | |
■産学連携制度の紹介 https://www.liaison.kit.ac.jp/liaison/sangaku/intro/ | |
関連機関・団体 | |
名称 | 内容 |
― | 概要 |
URL | |
その他 | |
― |